電気・電子情報工学系

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電気・電子情報工学系Q&A

  • 卒業研究はどのような感じなのでしょうか?

     国際学会で口頭発表を一か月後に控えた、ある修士2年生の苦悩、そして充実の一か月を例に研究室での生活を体感してみましょう。

     

    学会発表1ヶ月前

     今回は人生で2度目の国際学会の参加、先生や先輩に手直ししてもらいながら、なんとか英語の予稿原稿が完成し学会事務局に提出した。前回と同じ部分を別の英語で書き換えるのに少し苦戦したかな…。でも、こっちの方がしっくりくるかも。昔は英語の授業ですら苦痛だったのが、最近多少は書くこともできるようになってきた。これも、毎週の輪講(1)と年二回の雑誌会(2)のお陰かな?
    再来週までに共同研究のサンプルも作らないと…。

    (1) 輪講:数名のグループで英語の論文や本を翻訳しながら内容を理解していく形式の勉強会
    (2) 雑誌会:自分の研究分野の複数の最新学術論文を調査して発表する会。

     

    学会発表2週間前-

     学会が近いし、そろそろ発表スライドの準備をしないといけない。前回はすっかり怠けて散々な目にあったな。緊張したのはもちろん、英語での発表で十分な準備ができていなかった。まずは時間のかかる仕事から片付けよう。共同研究先の企業に依頼されていたサンプル作製だ。だんだん特性も改善されて、企業と先生との議論の中で解決策が見えてきた。今回のサンプルだったら相手に納得してもらえるはずだ!思ったより良くなっている!!

     発表スライドと英語原稿の準備。え~と、前回の研究室内での報告会のデータをもとにして…、あれ? このデータ少しずれているな…。あのとき、実験装置が振動してたからかな?早速、明日取り直してみよう。

     

    学会発表1週間前-

     今日は先生との発表練習だった。結構指摘された点が多かった…。しかし、数年前までは、自分が英語で発表できるようになるとは思ってもみなかった。研究室の留学生が英語で話しかけてくるから汗をかきながらお世話をした成果が出ているか?言いたいことは確実に英語で表現できるようになってきた。

     前回の学会では背景を中心に発表資料を組み立てたけど、今回はこの最近出たデータを目玉にして発表資料を組み立て直してみよう。その方がすっきりまとまりそうだ。あと、英語の発音にも気をつけないと…。

     そういえば、この分野の研究の進歩は目覚ましいと聞く...他の研究グループの論文も調べておかないと。図書館の電子ジャーナルは便利だ! 研究室からもオンラインで論文のpdfが入手できる。図書館まで行かなくても実験の合間に最新情報が入手できる。図書館といえば、英語のプレゼンテーションに関する本がたくさんあったな。一応借りておこう。こんな時、うちの大学の図書館は24時間開館しているから使いやすい。明日も忙しいから夜のうちに見に行こう。

     

    学会発表4日前-

     発表資料を整理しなおしたら、思いのほか時間がかかってしまった…。今日の発表練習で先生に概ねOKをいただいた。多くの文献を読みまくって苦労して考えた、考察のモデル図にも納得していただけたし、我ながら良い出来だと思う。

    あとは少しだけ修正するだけかな…。『Tさ~ん』。ああ後輩のKくん、どうし たの?
    『例の装置の調子が悪いんですけど…』一段落したところだから、今行くよ~。

     

    学会発表前日-

     いよいよ今日出発だ。発表は明日だからまだまだ納得できるように練習しておかないと。新幹線の移動中もノートPCでスライドの微調整、発表のイメージトレーニングをしてみたけど、問題なし。だけども、発表時間ギリギリだからもう少し短適な言い方にしてみよう。そうだ、後輩に手伝ってもらった実験の条件を確認しておくのを忘れてた。メールで確認しておこう。おっ、すぐに返信、優秀、優秀。

     

    学会当日(朝)-

     おっと!発表資料のこの図、前回のままになってた…。今まで違和感を覚えなかったけど新しい図に訂正して、っと。あとは思い切ってやるだけだ。

     

    学会終了後-

     意外とあっさり終わってしまった…。英語での質疑応答も結構的確に回答できたと思う。帰ったら指摘された条件で実験してみよう、面白そうな条件だったし。さ~て、研究室へのお土産は何にしようかな?充実した一か月だった。帰ったら研究室の皆と打ち上げだ!

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