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未来ビークルシティリサーチセンター長/教授 大平 孝が平成29年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました。

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未来ビークルシティリサーチセンター長/教授 大平 孝が平成29年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました。

2017年04月21日

大平 孝センター長/教授の「共鳴Q理論の研究」に対して、顕著な功績をあげた者を対象とした科学技術賞(研究部門)が授与されました。

本賞授与については4月11日に文部科学省から報道発表があり、19日に授与式が行われました。

【受賞業績概要】

コイルやコンデンサなど回路部品の「良さ」を示すQ値はその部品の交流抵抗の虚部と実部の比から計算される。この計算方法は、回路が共鳴状態にあるときに虚部がゼロになるため、Q値もゼロになってしまうという本質的問題を抱えていた。またトランスなどの部品では端子を2対もつため、その良さを示す指標自体がそもそも未開拓であった。

本研究では、交流抵抗の自然対数を考え、その周波数微分がQ値となることを発見した。2端子対回路の交流抵抗行列に着目し、その要素から端子対間の結合係数kとQ値の積を計算する手法を編み出した。得られたkQ積が2端子対回路の良さの指標として機能する。

本研究により、目標性能を達成できる回路構成をコンピュータで見いだす操作ができ、開発者の経験と勘に頼っていた構造パラメータの最適化もコンピュータで実施可能となった。

本成果は、従来設計困難とされていた大電力電界共鳴ワイヤレス給電システムの構築を可能とした。この成功は電気自動車が移動手段の主役となる未来ビークル社会の基盤交通インフラである「電化高速道路」の実現に寄与することが期待される。

 

170421jyusyou-ohira-okada.jpg左:岡田教授、右:大平教授 文部科学省の授与式会場にて

170421-jyusyou-ohira.jpg賞状